わたしが一番きれいだったとき(茨木のり子) わたしが一番きれいだったとき街々はがらがらと崩れていって とんでもないところから青空なんかが見えたりした わたしが一番きれいだったとき まわりの人達が沢山死んだ工場で 海で 名もない島で わたしはおしゃ…
”春宵の酒場にひとり酒啜る(すする)誰かこんかなあ誰あれもくるな” ー石田比呂史 『九州の傘』 今の季節は、冬なのだから上五は、冬惜しむあるいは年惜しむでもいいかと、も思う。しかし、春愁ということばもあり、そこへつながる春宵が、やはりいいかと思…
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