2013-05-28 雨の歌 とうとう雨の季節にはいりました。雨は音を消し、しっとりと落ち着いてくるから好きです。 天地(あめつち)は すべて雨なり 紫の 花びら垂れて かきつばた咲く (窪田空穂) 余談ですが、 この杜若(かきつばた)を読み込んだ在原業平の名歌があります 唐衣 着つつ慣れにし 妻しあれば はるばる来ぬる 旅をしぞ思ふ 五句をれぞれの頭の音を拾うとカキツバタ(カキツハタ)になります。