ゆらぎの詩歌日記

好きな詩や歌、俳句などについて語ります

好きな歌~高野公彦「天平の水煙」より

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”日本の懐かしい言葉を意識しながら歌を詠んだ”、とは著者の言。好きな歌で溢れている。

 

 若かりし日の歌仲間多く去りてアポトーシスのごとき寂しさ

 

 花冷えの冷酒飲みて芳香を掠めたるあと熱燗で酔ふ

 

   注)前書きに、「冷や酒は、15度Cで「涼冷」、10度で「花冷え」

     5度cで「雪冷え」と呼ぶ、とある。

 

   写真は、アオダモの花。