2013-06-10 六月の歌 六月ー命たのしいかな水無月(みなずき) 水無月来たりなば 日もすがら われは愛する者とともに芳しき乾し草に座らばや さて和やかなる空に白雲が築くなるかの 日かげ射し入る宮居たかく見惚けばや(みほうけばや) 君はうたひ 君をわれはうたひ 日もすがらめでたさの歌聴かさばや 人は知らじな 草葺の家に われらこもりなば おお、命たのしいかな 水無月きたりなば (ロバート・ブリッジェス 佐藤春夫訳)