ゆらぎの詩歌日記

好きな詩や歌、俳句などについて語ります

好きな歌(夜旅)

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とまるべき宿をば月にあくがれてあすの道行く夜はの旅人

                 ー京極為兼 「玉葉集」巻八 旅歌

 

何日もかかる旅の道のり。今夜の宿はそこにあるが、月光を浴びて

明るい道を楽しく歩いてみたくなり、歩き続けることにした。車も

道端の照明もない時代、こんな旅の楽しみ方もあったのだ。秋の月夜

を愛でる、なんと優雅なことか。